ヒストリー
オークションビジネスとの出会い
当社代表の武永は、大学生の時に司法試験受験の費用を自分で作るため、家にあった使っていないノートPCをパソコン買取店に売りに行きます。
買取店で提示された金額は4万円。
売却をためらっていたなか、当時流行り始めたばかりのインターネットオークションで売ってみることにしました。
すると、オークションで売れた金額は15万円。
4倍近くの金額で売れた上、買ってくれた人も非常に喜んでくれた。これをきっかけにオークションに興味を持ち、フリーマーケットや海外で売れる商品を見つけ、それをオークションで販売をするようになりました。
起業
武永は個人事業主としてオークションビジネスを展開していましたが、年商は数億円に成長していきました。
規模が大きくなってきたため、この事業を法人化します。
株式会社デファクトスタンダードという会社で、現在ブランド買取「ブランディア」というサービスを展開する会社です。
相場検索サイトとの出会い、そしてオークファン設立
株式会社デファクトスタンダートでは、フリーマーケットでの仕入れ、業者からの買い付け、海外買い付けに加え、個人からのブランド品の買取も開始し、それをオークションで販売することで事業を拡大していきました。
当時、オークションで過去に売れた情報を調べられる「オークション統計ページ(仮)」という個人運営のサイトがあり、商品を仕入れるときは必ずこのサイトで価格相場を調べていました。
ある時、武永は「オークション統計ページ(仮)」の運営者の方に出会います。
そして、交渉を重ね、このサイトを譲り受けてもらえることになりました。
このサイトが今のaucfan.comとなります。
その後、株式会社デファクトスタンダードから、aucfan.comを運営するメディア事業のみを新設分割することで、オークファンが設立されました。
メディア事業の成長、そして上場
もとは個人運営サイトであったaucfan.comをメディア化し、さらに会員向けサービスを追加しました。
一部コンテンツを有料サービスとすることで、メディア事業は順調に拡大し、2013年には東証マザーズ市場に上場します。
マーケットプレイス事業・ソリューション事業の展開へ
武永自身もそうであったように、aucfan.comを利用するユーザーの多くは、商品を仕入・販売するビジネス利用者でした。
利用者からも、価格情報を提供するだけでなく、「仕入れをサポートして欲しい」「販売をサポートして欲しい」という要望も多くいただいておりました。
要望に応えるべく、自社で仕入れコンテンツ、販売支援コンテンツの企画を進める傍ら、事業展開のスピード加速させるための事業譲渡の話も考えていました。
2015年、国内最大級のBtoB卸モール「NETSEA(ネッシー)」(当時DeNAが運営)、滞留在庫の流動化サービス「ReValue(リバリュー)」の事業譲渡の話を受け、この2つサービスがマーケットプレイス事業として加わります。
また、同じく2015年、ネットショップ運営一元管理システム「タテンポガイド」がソリューション事業として加わります。
Re-Infra Companyとして
オークファングループでは今後廃棄ロス問題がますます深刻化すると考え、一次流通~二次流通の商品の流動化を支援する「プラットフォーム事業」と、商品の価値を可視化する「ソリューション事業」を提供する会社として新たにスタートしました。
2021年からは返品商品や滞留在庫の流動化を更に推し進めるべく、「NETSEAオークション」(旧リバリューBtoBモール)や「NETSEAバルクモール」をリリースいたしました。
2022年4月には、大阪でオフライン形式の展示商談会を運営するオーエスアールネット社を完全子会社化しました。現在は東京でも展示商談会を定期開催しながら、卸市場の取引をオフラインとオンラインの両面からサポートしております。
また同年8月にはAmazonセラー専用アプリ「Amacode(アマコード)」を事業譲受し、ますます広がるAmazonの物販市場へ参入いたしました。
日本国内で培った卸売業界のノウハウを生かし、かねてより海外の卸売市場への展開を視野に入れていた当社では、2022年6月、中国海南省に傲可凡(海南)网络科技有限公司を設立しました。
日中間のモノの輸出入を最適化すべく、2023年8月に世界最大級の卸売市場を運営する浙江中国小商品城と戦略的パートナーシップ契約を結びました。
そして同年11月には中国向けBtoB輸出プラットフォーム「NETSEA CHINA」をリリースしました。